2009年5月

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平年並に平野部では3月下旬から本格的に始まった『田植え』。
今になると(5/17現在)、天候にも恵まれ、苗も30cmほどに成長を見せます。
これに遅れ、山間部はこれからが、始まりです。

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昨年同様、少し土に違和感があり、苗の根の張り具合が気がかりだと生産者の宗石さんはおっしゃっていました。
雨のスタートとなりましたが、息子さんが先頭をきって、田植え機を走らせます。
昨日、田おこしした田んぼに丁寧に苗を植えていきます。
一家団結し、分担し手際よく行っていました。
毎年おたまじゃくしが大量におり、カラスがやってきて苗を、踏みつつお食事することが、なんとも複雑ですが、安全のバロメーターになりますね。イノシシやカモシカ、ハクビシンなど害獣がこの先悪さをしないように祈るだけです。少々、水不足の懸念もありますが、お天とさんにお願いし、秋を楽しみに待ちましょう。


説明:
高知県香美市物部村。県北東部で徳島県の県境に位置し物部川源流域の人口3,000人ほどの集落(高知市35万人)です。大半を山々が占め、林業や柚子の栽培などの農業を主とした村です。高齢化・過疎化が進む典型的な現在の地方山間地域です。